今、注目を集める地域通貨の解説本
お店で何かを買ったり、公共料金を支払ったりするときに使うお金、それが硬貨であれ、紙幣であれ、電子マネーであれ、すべて「円」です。お金といえば、多くの場合、「円」のことを言います。
一方、特定地域のみで使われるお金を地域通貨と言います。円のように日本全国どこでも使えるわけではない、ちょっと不便なお金です。
そんな地域通貨が今、注目を集めています。
――地域通貨で何ができるのか?
――実はこれまでたくさん生まれた地域通貨はそのほとんどが失敗している
――そもそも円と何が違うのか?
――円の代わりをつくるべき?
これから地域通貨をはじめたいと考えている行政担当者だけでなく、自分たちの町を盛り上げたいと考えている人、さらにはお金のことを学びたい人まで、1冊で地域通貨のことがざっと学べる内容になっています。
豊富なイラストで、イメージで理解できる
本書は地域通貨を「はじめて」学ぶことを想定し、理解が進むようにイラストを用いています。円と地域通貨の違いをはじめ、地域通貨にもさまざまな種類があること、失敗しないためのルールづくりなど、文字だけでは一見複雑でも、イラストを見ながらならざっと頭に入りやすいはずです。
お金の役割は「価値尺度」「交換手段」「価値貯蔵手段」の3つ(PART 1)
インフレは物価↑、お金の価値↓、お金の量↑(PART 2)
地域通貨には「地域マネー」と「地域ポイント」の2種類がある(PART 3)
■目次
PART 1 お金とは何か?
PART 2 地域通貨とは何か?
PART 3 地域通貨で失敗しない条件
PART 4 地域通貨のつくり方
PART 5 実例で見る、地域通貨の実践と運用
■著者プロフィール
大澤佳加(おおさわ・よしか)
香川県生まれ。香川県立志度商業高等学校卒業後、営業、販売業、飲食店経営などを経て、2013年にサイテックアイ株式会社に入社。加盟店営業に従事し、2016年にサイテックアイ株式会社代表取締役に就任。「ふるさとの愛とありがとうをかたちに」をモットーに、地域ポイント「めぐりんポイント」を運営している。
■書籍情報
『イラストで学べる地域通貨のきほん』
著者:大澤佳加/2021年7月2日発売/四六判並製/本体176ページ
ISBN:978-4864943031
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