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話題沸騰の動画シリーズがついに書籍化!
専門家が独自の視点でゲームの世界を語りおろすYouTubeの人気ゲーム実況シリーズ「ゲームさんぽ」。これまで『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』×気象予報士、『天穂のサクナヒメ』×お米ソムリエ、『あつまれ どうぶつの森』×美術館学芸員など、さまざまな動画が公開され、大きな反響を集めてきました。ゲームファンから支持されるだけでなく、新たな学びの入り口として、大学関係者などからも注目されるプロジェクトです。
「ゲームの価値」を多面的に捉え直す
初の書籍化となる本書では、制作チームが人気企画の裏側を語りつつ、専門家10名とともに「ゲームで遊ぶことの価値」についてゆるく、ざっくばらんに議論していきます。扱うテーマは、気象、建築、景観デザイン、歴史、天文、登山、精神医療、法学、メディア論など。現代社会のあらゆる場面でますます重要な存在になっていく「ゲーム」との向き合い方を、あせらず、多面的に考えていくための一冊です。フルカラー336ページで、図版資料や専門用語の解説も豊富に掲載。
目次
第1章 ゲームさんぽの誕生
【1】すべては3歳児のよそ見から始まった(いいだ、なむ)
【2】ゼルダの伝説×気象予報士の背景(石原良純/気象予報士)
【3】さんぽ者の系譜 よそ見をする人の文化小史(いいだ)
第2章 ゲームの世界の「体験」
【4】建築・景観(倉方俊輔/建築史家、八馬智/景観デザイン)
【5】歴史(藤村シシン/古代ギリシャ研究家)
【6】自然(永田美絵/プラネタリウム解説員、秋本真宏/歩荷)
【7】CGアーティストに聞く最先端のゲームづくり(榊原寛/CGアーティスト)
第3章 ゲームと人間社会
【8】心理(名越康文/精神科医)
【9】法律(水野祐/弁護士、法律家)
【10】物語を遊ぶゲームメディア(ドミニク・チェン/情報学研究者)
終章
【11】ゲームさんぽ 遊びと勉強のあいだで(なむ)
【12】10人の専門家が選ぶ 入門ブックガイド
著者プロフィール
いいだ
編集者。1989年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科表象・メディア論コース修了。美術科教科書の編集を経て、ライブドアニュースのYouTubeチャンネルにて「ゲームさんぽ」をシリーズ化。動画の企画・編集・ディレクションをするほか、特集記事の執筆や広告制作なども行なう。
なむ
YouTube実況者。実家のお寺を継ぐか悩んでいる、なまぐさ坊主。本業は美術館の職員。2016年、ゲームさんぽを開始するも数年間はYouTubeの最下層をさまよう。現在はおそろしく低い更新頻度ながら活動継続中。ゆるくオープンなゲームさんぽコミュニティーづくりを目指している。